猫の膿皮症の原因
膿皮症は、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの病原菌が、皮膚で急増する事によって起こります。
健康な猫であれば、これらの病原菌に感染しても増殖を抑える皮膚の抵抗力によって、皮膚に異常が現われる事はありません。
しかし、不衛生な生活環境でいつも不潔にしていたり、病気や老化などから皮膚の抵抗力が弱ってくると、膿皮症を発症しやすくなります。
また、アトピーなどのアレルギー性皮膚炎や、ノミやダニなどの寄生虫感染を起こしている猫も、皮膚の抵抗力が弱くなっているため、膿皮症にかかりやすい傾向にあります。
過度にシャンプーをやりすぎる事も、皮膚が極端に乾燥しすぎたり、保湿に必要な皮脂が全て奪われてしまうため、皮膚常在菌に対しても過敏に反応してしまう場合があります。